保険証の誤登録など、マイナカード問題が顕在化していて、それに伴って自主返納する人も出てきているようだ。しかし、返納してなにかメリットはあるのか、あるいはデメリットが解消されるのだろうか？
マイナカード自体の活用としては、eTaxを使用した確定申告の電子申請と、コンビニで住民票と印鑑証明をとったくらいだ。まあ利便性は感じている。
マイナカードを持つデメリットとしては、紛失・盗難による、個人情報の漏洩へのリスクという懸念だろう。どの程度のリスクがあるのかは自分ではわからない（番号付きのクレカを紛失したほうがリスクが高いような気もするが）ので、とりあえず、普段は持ち歩いていない。身分証明には、免許証、クリニックには保険証で十分だ。クリニックによっては、マイナカードを求められることもあるが、（もってきて）ないといえばそれでこと足りる。
将来的には、免許証と保険証と一体化されるだろうけど、それまでにはセキュリテイも強化されるのではないかと期待している。オプションでナンバーレスマイナンバーカードとか、ワンタイムパスワードとか、よくわからんけど。
証券口座や銀行口座との紐づけで、国に資産を把握されてしまうと懸念する人もいるが、返納しても何かが変わるわけでもない。すでに公金受領口座は（ポイント欲しさに）紐づけているし、証券口座との紐づけも義務化されているので届けている。今後、金融関係全部にひも付けが義務化されれば、カード所有の有無にかかわらず必須となるだろう。
ある特定のマイナーな集団に属する、口座、金融資産の把握というのは、やろうと思えばそう難しいことではないのではないだろうか。その集団が、マイナカード返納者みたいなことに（はならないだろうけど）なったらなんてひねくれたことも考えてしまう。
結論として、マイナカード、これまで通り、安全な場所に当分の間しまっておくということになった。
