贅沢費に充てる資金の用途

ファイナンス

リタイアするときに、年金受給までは基本生活費は、多少のインフレも加味したうえで、現金の取り崩しで賄う計画を立てている。

一方で、余裕資金は投資に回し、配当・分配金等の一部をインカムを贅沢費に使う計画を立案。
ただし、元本(年初運用資産を元本する)割れした場合は、贅沢費にインカムを使わないで再投資する。そう決めていた。

結果、リタイア以降、5年程度、年単位で見ると元本割れはない。2020年は。コロナの影響で一時元本が大きく下がったが、その時点で(自分の感覚としては)配当・分配金以外の余裕資金を追加投資(この場合も、投資金額を年初資産と追加する)したため、その後の回復で元本割れはしていない。

したがって、インカムの一部は贅沢費に使ってもいいのだが、結局全然使わず、タイミングをみて(REITが下落した時など)全額再投資している。

贅沢費を使っていないのは、コロナ禍で行動が制限されていたというのが、1つの要因。また、他ブロガーさんを参照しつつ、節約が身についてきたというのがある。

そもそも、自分にとって贅沢費を充てる贅沢というのは何なのか?  例えば、旅行でささやかな贅沢をするというのは、基本生活費から捻出している。
先日、全国旅行支援のパックを使って日光金谷ホテルに宿泊してきて、ディナーを堪能してきた。これは、今の自分にとって贅沢ではあるが、贅沢費を充てるまでのことではない。

もっといいホテルに泊まって、数万円の食事をするのであれば、基本生活費で賄えない。贅沢だ。しかしそれで何か自分が満足できるかといえば、そうはならないだろう。在職時代は、接待や仕事のストレス解消のため、高いクラブに行ったこともあった。今は、ただでも行きたいと思わない。それより、この酷暑のなか、身体を壊してまで、会社で働かなくていいというのが、現在の一番の贅沢だ。

近い将来、インフレが進んで、旅行などの”ちょっとした贅沢”費用を基本生活費から出せなくなるという日が来るかもしれない。その時は、この費目から資金を捻出することもあるだろう。
あるいは、酷暑を通りすぎてもっと活動的になったら、何か有意義な事に使うことを見つけられるかもしれない。

資産運用と同様、様子見だ。