家計のバランスシートをアップデートした

リアタイア後の今、生活費財源のメインは預金の取り崩しであり、これが65歳まで続く。65歳以降は、家計支出の財源は、基本的には年金収入という事で考えている。
預金を取り崩していくというのは、資産を切り売りするわけなので、精神的にはあまりよくない。収支で考えれば完全に赤だし、キャッシュフローも総合的にはネガティブ。

但し、管理をしなければ生活破綻してしまうので何らかの管理が必要だ。財務諸表的に言えば、先の損益計算書とキャッシュフロー計算書みたいなものは、今の生活にはそぐわないし、(ネガティブなので)作っても面白くない。
という事で、管理は、生活費の予算化&支出管理(四半期ごとに決算)と定期的な貸借対照表、所謂バランスシートのアップデートで行っている。

バランスシートは財務が専門分野でもない事を逆手にとって、自分流にアレンジして簡潔なものにしている。

資産の部
短期流動資産 (普通預金)
定期預金
有価証券類(リスク資産)
iDeCo(リスク資産)
*固定資産や生命保険等は資産として計上していない。

負債の部
65歳までの生活費引当金(税・国民保険料・固定資産税等含む)
国民年金・iDeCo引当金
*ローン等の借入金はない。

位だ。重要視しているのは、純資産の増減とその中身。純資産が減少しない事と、純資産>=リスク資産となる事が大切だ。仮に、負債の部の生活費引当金が増加すれば、負債の部の投資引当金を下げる、あるいは資産の部のリスク資産を現金化するなどの措置を講じなければならなくなることもあるだろう。逆に、(大した金額にはならないが)投資収益・生活費余剰金などがあり資産が増えれば、再投資資金としての活用やささやかな贅沢で消費するといった楽しみにもなる。

今回、バランスシートをアップデートしてみた。当然のことながら全体的には縮小しているが、純資産としては、ほぼ前回と変わらず。純資産>=リスク資産もキープ出来ている、今のところ破綻リスクは少ないというのが結論だ。