世論調査によると、給付金政策は不人気のようだ。給付金よりも減税が良いという意見が多いらしい。
個人的には、給付金でも減税でもなく、もう一度仕切り直して、イノベーションによる持続的な成長を目指すべきなのではないかと思う。
短期的には、痛みがあるのかもしれないが、資源が少ない日本が生き残るためには、それしかないのでは?
手取りを増やす政策というのは、我々庶民に心地よく響く。ただそれによって日本の経済が成長するとは思えないし、持続可能でもない。
内需喚起というが、将来の社会保障が不安な状態で、少しくらい手取りが増えたからといって、消費に金を回せるのかは疑わしい。
せっかく、プライマリーバランスが拮抗してきたのに、無駄な財政出動で海外からの信用回復は遠のくばかり。 そうなっては欲しくない。
イノベーションなどと軽々しく口にしてしまったが、国と優秀な若者にしかできない事がある。
例えば、防衛費を増額するのであれば、研究開発費にウエイトをかけ、民間転用できるようなエコシステムを構築すべきなのでは?
例として出すと誤解を招くかもしれないが、イスラエルにはそういったエコシステムが存在する。
軍事という響きががいやだというなら、災害大国ニッポンならではの、防災、減災を起点としたイノベーション、エネルギー、食糧、ライフサイエンスなど、課題をイノベーションの原動力にすればいい。。
スタートアップ企業の支援などというニュースをみるが、個人事業に毛が生えたようなもを支援してもしょうがないのでは?
”リタイアしたおっさんいやジジイが何を言う?” と相手にもされないだろうが、最近そんな事を考えたりしている。

