天才のブログより超長期国債について考えてみた

ファイナンス

セミリタイアブログ村の資産運用関連の記事を拝見していると、大きな成功を収めている方々は、天才型(株の売買だけでほぼ教育費を含む家族の生活費を稼ぎだしている人とか、若くして数億の資産構築を成し遂げた人とか)と秀才型(金融リテラシーが高く、インカムゲインのみで充分な生活資産を稼ぎだしている人など)に類別されると思う。その中で、天才型の1人3.7億(?)り人さんの30年債購入がいろいろ話題になっているらしい(あまり見てないけど)。

 

もとより天才の考える事は、凡人の自分が理解しようと思っても正しくは理解できない。しかし、30年債購入だけに関しては、ある種のヒントは得られるのかなと思い始めた。

まず、予め認識しておかなければならないのは、彼は資産形成期を過ぎていて(ここだけは自分と少し似ている。もっとも自分はほぼ給与所得のみで得た資産であり、かつスケールが全く違う)、しかも大成功を収めているということ。余裕で取り崩しのフェーズに入っていける。

その事を踏まえつつ、凡人かつ素人投資家が自分なりに考察してみた。

 

インフレを加味した、30年債の実質リターンを計算してみる。(抜けや計算間違いがあるかもしれないのでご留意ください)

30年債の新発債は個人では買えないが、便宜上

  • 購入額は額面金額と同じ、経過利息等も無視
  • 税引き後の利率は2.4%
  • インフレ率:2%/年

計算してみると、30年後に元本の実質価値は、55.2%となる

受取利息金も、定額だが年1/1.02の割合で実質の価値は減少していくので、最終年はやはり55.2%

以上、まとめると実質上のリターンは9%となる。(受取り利息金は、インフレ率を加味、また再投資せず全額消費すると仮定)もちろん、額面より安く買っていればさらにリターンは大きい。

 

仮に、3億持っている人が、資産取り崩しのみで生活する場合、30年後、インフレを加味しても現在の価値で1.5億円以上の資産が残り、最終年の年間の実質受け取り利息が396万円(同じく現在の価値)という事になる。

 

リスクは、インフレ率が税引き後の債券利率を上回る事。この場合、実質上のトータルリターンはマイナスとなる。30年の間に何が起こるかは予測し難い。ま、それがリスクプレミアムになっているのであろうけど。

ヘッジするとすれば、税引き後の年平均のリターンが、インフレ率を上回るような資産を持つことかな? インデックスファンドとか。

あるいは、受け取り利息金のうち一部を、その時の状況に応じて、適切な商品に再投資するとか。

 

国債以外の流動性の高い資産を持つことは、相続の際にも役に立つだろう。仮にインフレ状態が続き、国債の時価が下がったとして(この場合、相続資産の評価額が下がるというメリットもある?。時価は、30年に近づくにつれ再度上昇するのであろうけど)も、売却せずに別資産で相続税を払える。

 

ま、自分の場合、そんな桁違いの資産はもっていないので、とにかく超長期国債の一択は考えられない。現在、保有しているリスクの大きい資産としては、インフレに強いとされるものが支配的だ。ただ、もう少しリスク資産をふやすのであれば、インフレ率に及ばない利率の定期預金、債券の代わりにインフレ率を超える税引き後利息が期待できる超長期国債を購入してもいいのかなと少し考え始めた。先日のような利回り急騰時は千載一隅のチャンスだったかもしれない。

 

とまあ、凡人かつ素人の机上の空論ではあるが、、、、、知らんけど。